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社長のたわごと

JOY MUSIC RECORDS主宰者、社長がしかるべきときにおもむろに更新するBLOG

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Category: 音楽一盤(ディスクレビュー)

Tags: CDレビュー  Mr.Children  

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音楽一盤 第10回 『シフクノオト/Mr.Children(2004)』

こんにちは。社長です。

エーテルスケッチ、A to Z、ラブトラと目の回りそうなリリースラッシュが落ち着きました。しばらくはのんびりと曲を書き溜めていきたいなあ、と思っております。

というわけでまったり気味に音楽一盤のコーナー、今回で10回目です。ご紹介いたしますはMr.Childrenの『シフクノオト』です。ニューアルバム『HOME』がでたばっかりなのに旧作を紹介するあたりいつもながら空気が読めてませんが、『HOME』をまだちゃんと聴いてないのでしょうがないのです。

しかしながらこの『シフクノオト』、未聴の『HOME』を除けばミスチルの最高傑作なのでは?と社長は思っています。



タイトルは「私服の音」の「至福の音」のダブルミーニングと思われますが実にうまいタイトルをつけたものです。日常のささいな物事を宇宙的な本質にダイナミックに拡大してしまうというのがこのアルバムのおもしろみで、そこが実に神駕かっています。これはほとんど今作においてのみみられるもので青春ポップ路線の初期、自虐的なまでに鬱蒼とした中期、そしてさまざまな愛の形を見せつけた次作『IハートU』にもみられなかったものです。

1.言わせてみてぇもんだ
・・・これまでのミスチルのアルバムのオープニングは短いovertureや導入であることをしめす楽曲が比較的多用されてきました。その点で「愛想尽かしてくれても一向に構わない」という第一声には度肝を抜かれます。『シフクノオト』というタイトルに先入観を持って再生ボタンを押した人へのしっぺ返しのようなヘヴィなロックナンバー。「ロックバンド」Mr.Childrenを圧倒的に印象付けます。ただ中期作品のような暗いイメージではなくて「愛想尽かしてくれても一向に構わない(けど本当は必要とされたいから精一杯自分をみがきたい)」みたいな歌だと思います。

2.PADDLE
・・・このアルバムの持つ意味での最重要楽曲のひとつ。まずそのメロディの複雑なアソビ心。これまでもたくさんのおもしろいメロディを作ってきたミスチルですがこれはその完成形かもしれない。最新曲で言えば「箒星」に近い。そして歌詞の世界観がすばらしい。「もしかしたら明日も何も起こんないかも でも永遠のパドリング」通常、人は何かいいことがあるための前提として見返りとして努力する。けれどこの歌でうたわれているのは「いいことなんてあるかないか分かんないけどとりあえず行こう」って言うことなのです。このたくましさ!まさに「私服」から「至福」への、あるいは「私服」の中の「至福」を垣間見る思いです。

3.掌
・・・シングル曲。「解かり合えたふりしたって僕らは違った個体で だけどひとつになりたくて暗闇でもがいて」。その苦悩の果てに「ひとつにならなくていいよ 認め合うことができればさあ」と歌う。戦争という言葉が頭に浮かばざるを得ない。

4.くるみ
・・・社長個人的には「tomorrow never knows」や「名もなき歌」を超える名曲なのですが世間的にはどうなのでしょうか。この曲の歌詞はまるっと全部掲載したいのですが行数の都合で割愛してどっかで検索して探してください。本当にすばらしいバラードです。プロモーションビデオがまたストーリー仕立てになっていて泣けます。歌詞のストーリーとはまた違うけど根底にあるテーマは一緒です。

5.花言葉
・・・どちらかというと初期の青春ポップ路線かと思われます。

6.Pink~奇妙な夢
・・・こういう歌が書ける桜井和寿という人はすごい。夢の中の幻想的な描写と現実の恋人との不協和音が交互に描写される。自分に不満を持っている彼女の真意をえぐりだしたいから僕の夢においでよ、という歌。全編を通してダークな曲調ですが「思いを飲み込んだ昨日よりぶちまけた今日の方がより 多少は黒ずんだりしてるけど 愛しさは増えるよ」のとおりラブソング。

7.血の管

8.空風の帰り道

9.Any
・・・シングル曲。「今僕のいる場所が探してたのと違っても 間違いじゃない きっと答えは一つじゃない」。「PADDLE」といいこの曲といい神がかったポジティブさがにじんでいます。「『愛してる』と君が言う 口先だけだとしても たまらなく嬉しくなるから 僕にとってそれも真実」このフレーズが好き。

10.天頂バス
・・・すごくユニークな歌詞、メロディ、コード進行、転調。バンドの確かな実力が感じられる1曲。この転調の妙ゆえに天頂バスなのかと思ってしまった社長はオヤジですねスミマセン。

11.タガタメ
・・・CMソングにも使用されてある意味シングル曲以上に人気のある曲。このアルバムの世界の象徴。「ディカプリオの出世作なら さっき僕が録画しておいたから もう少し話をしよう 眠ってしまうにはまだ早いだろう」という本当に日常の何気ないシーンから始まるこの歌は、その日常をそのままにして祈りの歌になる。戦争や、社会のいろいろなごたごたや、少年犯罪やいろんなものに対しての切実なる祈り。この歌は(誤解されてもいい)ゴスペルだ。結局何があっても、認め許し愛すことしかできないそんな祈りの歌だ。

12.HERO
・・・「タガタメ」からこの曲へという曲順、実にあざとい。社長がミスチルの中で一番好きな歌でありアルバムがでるならラストナンバーにして欲しいと願っていたところにどんぴしゃではいってきたあざとさ。この歌はいうまでもなく父親としての歌です。自分はたいした人間ではないけど子供の前ではHEROでありたいという。ミリオンセールスを連発して日本のトップのロックバンドになったミスチルが1周か2周か3周してたどり着いた到達点なのかもしれない。


というわけで決しておおげさではなくて日常のささやかな視点が宇宙的な共感へと変わるこの『シフクノオト』社長のお気に入りです。

・・・さあ、ニューアルバムも聴かねば。
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Comments


はじめまして。
歌詞情報サイトで記事を紹介させて頂きました。

紹介記事は
http://calpediem51.blog98.fc2.com/blog-entry-7.html
です。
よろしくお願いいたします

はじめまして~。
紹介なんて照れますなあ。
こちらこそよろしくです。






プロフィール

社長(三田村 潤)

Author:社長(三田村 潤)
経営者でもないのに社長と呼ばれて10数年。完全自主制作音楽レーベル「JOY MUSIC RECORDS」を主宰。
最近記事量が少ないのは音楽活動が充実しているためだと信じたい。

遠距離系ポップデュオ「エーテルスケッチ」、宅ROCKソロプロジェクト「A to Z」のふたつのプロジェクトを中心に音楽活動をまったり展開。

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