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社長のたわごと

JOY MUSIC RECORDS主宰者、社長がしかるべきときにおもむろに更新するBLOG

Category: 音楽-その他

Tags: たわごと的J-POP論  

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たわごと的J-POP論「さて、パクリとは」

こんにちは。社長です。

上海万博のPRソングが岡本真夜のヒット曲「そのままの君でいて」に酷似していたようですね。まあ日本じゃわりと知られている曲ですけど突っ込みが入ったのが中国のネット上かららしいです。実際聞き比べて見ますとパクリというよりはカバー曲状態ですね。サビだけでなくすべてのメロディーがほぼ一致しています。万博事務局は岡本真夜側に楽曲の使用許可を申請し、事実上盗作を認め、カバー曲扱いで楽曲を利用することになったそうです。岡本側は快諾ということでその懐の深さをたたえられていましたが実際のところ無料で世界中に宣伝してもらえるわけで内心ホクホクではないでしょうか。

しかし、万博という国家の名誉がかかっているイベントのPRソングでこんな一発で突っ込まれる盗作を堂々とする神経が理解できません。中国国民も相当怒っているようですね。

というわけで「パクリ」ということに関してちょっと書いてみようと思うんですが。ちょっと似ているフレーズを見つけると鬼の首を取ったように盗作だなんだという人がいますが社長にしてみればちょっと心が狭いなあと思います。

常々思うことは音楽というのは歴史の上に積み上げられてきたものであって、どんな音楽の影響も受けていないまったくの「オリジナル」なんてものはもう存在していないと思うんです。

歴史上の偉大なる音楽に敬意を払いつつ新しい音楽を生み出していくのが健全な姿だと思うんですよ。具体例あげればきりがないですけど初期スパイダースなんて「日本語でビートルズをやりました」みたいなものだと思うしキャロルもそうでしょ。オーティス・レディングがいなければ忌野清志郎はいなかったかもしれないし、ボブ・ディランがいなければ桑田敬祐が今のような歌い方をしていたか分かりません。

楽曲単位でみてもたとえば80年代を代表する名曲佐野元春の「someday」はブルーススプリングスティーンの「Hungry Heart」にアレンジから何から似ているし、小沢健二の「僕らが旅に出る理由」のイントロはポール・サイモンの「 YOU CAN CALL ME AL」そのままだ。

だからといってこれらの楽曲が「パクリ」の一言でまったく価値のないもののように扱われるのはちょっと違うのではないかと思います。別に「売れてる曲を盗めば俺も売れるだろう」みたいなことでやってる人はいないと思いますし、どちらかといえば憧れとか遊び心の類でやっているのだと思います。

たとえばオレンジレンジの「ロコローション」という曲がヒットしました。明らかにキャロルキングの「ロコモーション」を引用し、さらにシャンプーの「trouble」も織り交ぜているわけです。本人じゃないのでどういう意図か代弁はできませんがたぶんしゃれでやっていると思うんですよね。遊び心だと思うんですよ。それに対して目くじら立てるのはどうも逆にかっこ悪い気がします。

基本的に元ネタ見つけたとき心の中でにやっとするのが音楽好きだと思っています。元ネタの引用の仕方でセンスを感じたり。そうやって音楽を楽しみたいと思っております。

今回の中国のがまずかったのは最初から最後まであまりに「そのまま」だったことですかね。ちょこっとアイデアをもらう、エッセンスを取り入れる、位の所で作曲者のセンスを見せてほしかったですね。

まあ何が言いたいかというとこの先社長の発表する曲が誰かの何かに似ていたとしても笑って許してくださいね、ということです(笑)

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プロフィール

社長(三田村 潤)

Author:社長(三田村 潤)
経営者でもないのに社長と呼ばれて10数年。完全自主制作音楽レーベル「JOY MUSIC RECORDS」を主宰。
最近記事量が少ないのは音楽活動が充実しているためだと信じたい。

遠距離系ポップデュオ「エーテルスケッチ」、宅ROCKソロプロジェクト「A to Z」のふたつのプロジェクトを中心に音楽活動をまったり展開。

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