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社長のたわごと

JOY MUSIC RECORDS主宰者、社長がしかるべきときにおもむろに更新するBLOG

Category: やきもの

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レーベル

こんにちは。社長です。

社長は現在とある陶器メーカーに勤めておりますが(注:平社員です)、その前窯業訓練校で1年ほどやきものの勉強をしていたことがあります。

そのときにぱんださんあたりと話をしていてふいに「陶磁器レーベル」とかいう言葉がぽろっとでたことがあります。まあ完全な造語なわけですけど。

どういう意味でこんな突飛な言葉がでたかといいますと。主に若い世代の作家さんなんかの商品のブランド化とか見せ方、売り方の話だったと思うんですけど。

今のところ陶磁器のブランドってほとんど「産地」なんですよ。「備前焼」「九谷焼」「信楽焼」etc.産地が一緒だから基本的には同じ風合いの物がおおい。だからブランドになるし理解しやすい。

でもなんかその産地で分けていくって考え方が・・・、なんとなく窮屈だなあと当時は考えていまして。というか社長は陶磁器とか好きだから信楽でも丹波でも常滑でも行きますけど一般的な人って産地なんてどうでもいいんじゃないかと思うんですよ。おそらく興味がない。なんかそれをやっちゃうと陶磁器業界だけで殻に閉じこもっちゃうような気がするんですよ。

そんで一般的な人にはどんなアプローチがいいかって考えると、陶磁器って生活にとってはほんの一部に過ぎないわけですよ。これを作り手は結構勘違いしちゃう。自分の作った陶磁器だけで完結させようとしちゃう。でも考えるなら生活全体を考えなきゃおさまんないなと。どれだけ限定しても「食生活」ってとこで。

そうなると陶器だけじゃなくて漆器も箸もあるいはスプーンからランチョンマットまで見通さなければならないんですよ。その中のひとつとしての陶器。

だからグループを組むなら産地じゃなくて、提案したいライフスタイルが共通している人と組むべきなんですよ。「和モダン」なのか「シンプルスタイル」なのか「プチセレブ」なのかあるいは「ひとり暮らし向け」「若い夫婦向け」「大家族向け」etc.そういうスタイルの共通な人と一緒にグループになるべきだと思うんです。そこには備前のやきものと丹波のやきものが同居するかもしれないけどそれはそれでOK。ネットの時代ですもの。距離なんて関係ない。漆器メーカー、箸メーカーも巻き込んで・・・。なんて妄想を考えていくと「レーベル」という言葉に行き着いたんです。

レーベルと聞くとまあ音楽が一番手っ取り早く思い出されます。例えばjazz専門レーベルblue note。新人、若手に積極的にリーダーアルバムを吹き込ませアート・ブレイキー、ホレス・シルヴァー、クリフォード・ブラウン、リー・モーガンなどの大スターを生み出していった名門レーベル。フランシス・ウルフによるジャケット写真もめっちゃCOOL。
あるいはYOSHIKI主宰のExtacy record。LUNA SEAやラヴィアンローズ、TOKYO YANKEESなどが在籍したロックレーベル。
あるいは流通量は微少ながら卓越したポップソングを送り出し続けるJOY MUSIC RECORDS(おい)

こうしたレーベルの名前が挙がると例えミュージシャンの名前が分からなくても「60年代のブルーノートなら・・・」と大体のイメージを掴むことが可能なのです。

というわけで陶器というか食文化も産地じゃなくてライフスタイルでレーベル化していくことがいいのではないかと。数年前の社長はそんなことを考えていたなあと最近思い出しました。

まあ普通はそれをやるのが商社ですよね、と冷静につっこんどきました。

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Comments


むむむ!
なかなか為になるお話ですね!
参考にさせていただきます!
自分もテーブルコーディネーターの方とのコラボなどで自分のうつわをより生かす方法が模索できたらと考え中です…


こんばんは。そのぱんだです。
そうそう、「レーベル」のお話。訓練校在校時代に社長さんと話をしていて
「あー、こういう考え方もあるんだ!」ってものすごく感動した記憶があるのに、肝心の内容を忘れていて(笑)
「あーそうそう!」って思い出しました。ありがとう。
すごく今後の僕の、いやはや陶芸界に影響を与える考え方だと思いますぜ。
是非とも社長さんに本当に社長さんを目指していただきたいなと。
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お、陶器の話だ。卓見ですね。
茶道だと備前花入・信楽水指・京焼茶碗・漆茶器・鉄釜・草花・書・抹茶産地・茶勺など取り合わせが見所。これを食卓に展開したのが魯山人の世界ですな。各種名品による組み合わせ展開。

ここわ是非、社長レーベル?の取り合わせを展開してみて下さりませ。

>kazセンパイ
ああ、実際バリバリのものづくりに身を置かれてる方に聞かれると恐縮なのですが。テーブルコーディネートいいですね。願わくば一般人置いてきぼりの芸術的なヤツより「都会の集合住宅でもさまになる備前焼」みたいな身近なテーマだとより親近感を覚えますよね。

>ぱんださん
おうお、なんだか今日は随分と持ち上げなさる。ぱんださんは最初からあんまり既成概念にとらわれないタイプでしょうから自然とおもしろいとこにいきつくでしょうね。インディーな活動を支援します。

最近はギャラリーでもライフスタイルの提案的な展示が多いよね。
スタイリストやフードコーディネーターとのコラボ等。
百貨店でも商社でも然り。
私も去年、食と音と器のコラボ企画をやったなぁ・・・。
やっぱり、お客さんがこういう生活を送りたいと思わせるような
様々な提案が今の時代は必要だよね(生活道具全般に売れない時代だしね・・・)。

そして、やはりその提案を伝えるため
メディアに載ることも大事だね。と
仲間内では話しております。



>鍵コメさん
人のこと言えないけど芯のない人間は困りますね。破天荒でも礼儀知らずでも目的意識が強ければ認めることもできるでしょうが。

>近江の苔さん
そういう意味ではお茶の世界はいろんなものがひとつの空間に溶け込んで完成されてますよね。その「完成されたちいさな空間」の日常的なバージョンがいくつかあるともっと陶器もアピールしやすいと思うんです。

>Rayさん
ひさしぶりー。ちょっと前、某百貨店のMDの話を聞く機会があったんですけど、その人によると日本人は衣食住のうち住の関心が低いということなんです。おいしいものとキレイな服と趣味的な高級品以外に「こういう生活を送りたい」という理想が希薄なのかもしれませんね。






プロフィール

社長(三田村 潤)

Author:社長(三田村 潤)
経営者でもないのに社長と呼ばれて10数年。完全自主制作音楽レーベル「JOY MUSIC RECORDS」を主宰。
最近記事量が少ないのは音楽活動が充実しているためだと信じたい。

遠距離系ポップデュオ「エーテルスケッチ」、宅ROCKソロプロジェクト「A to Z」のふたつのプロジェクトを中心に音楽活動をまったり展開。

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