FC2ブログ

社長のたわごと

JOY MUSIC RECORDS主宰者、社長がしかるべきときにおもむろに更新するBLOG

Category: 音楽一盤(ディスクレビュー)

Tags: CDレビュー  チャゲアス  

Comment (0)  Trackback (0)

音楽一盤 第22回『NOT AT ALL/CHAGE and ASKA(2001)』

こんにちは。社長です。

思えば音楽を聴くとき音楽そのものの情報以外の情報を気にすることって意外と多いと思うんですよ。「この人たちはデビュー時から注目してたからな・・・」とか「最近売れてるから」とか「個人的感情で応援したい」とか。そういうのを全部とっぱらって音楽だけがむきだしになったとき、それでも圧倒的な音楽を届けてくれる一番の存在は個人的にはCHAGE and ASKAなんです。

特に好きなアルバム『NOT AT ALL』が本日のお題。


1. not at all
2. ふたりなら
3. 鏡が映したふたりでも
4. アジアンレストランにて
5. パラシュートの部屋で
6. 凛
7. C-46
8. 夢の飛礫
9. ロケットの樹の下で
10. 告白

チャゲアスについてはこんな話があります。
音楽サークルのライバル同士だったチャゲと飛鳥。
アマチュア時代、それぞれがソロ・ヴォーカリストとしてヤマハ・ポプコンに出場。
地方大会ではチャゲがグランプリ、飛鳥が準グランプリ。
上の大会にはグランプリ一組しか出られないのですがそれを惜しく思った審査員のひとりがチャゲと飛鳥をユニットで出場させることを提案。
ライバル同士のふたりは断固拒否。のはずが何があったか一度きりという条件でペアで出場。ただしあくまでソロが本流なのでユニット名はなしで「チャゲと飛鳥」で出場。

いきなりチャゲアス結成当初のエピソードをご紹介してしまいましたが(たぶんこれ実話ですよ)何がいいたいかと言うとこのふたりの基本スタンスはあくまでソロシンガーなんだということです。

現在でも活動の主はソロ活動と見るほうが自然でしょう。少なくともチャゲアスは毎年1枚コンスタントにアルバムをリリースしてくれるようなことはありません。自然と既発売のシングルなどの収録曲が増えるので熱心なファンからはアルバムが出るごとに不満も出ます。この『NOT AT ALL』も発売された当初、アルバムで始めて聴ける新曲が確か1,2曲でした。

でも社長は思います。ソロシンガーのふたりにとってCHAGE and ASKAというユニットはすでに大掛かりで魔法じみた特別なイベントなのだと。ゆえに3年おき、4年おきという感覚ででるアルバムはすでにその時点でその時期のチャゲアスのベスト盤なのではないかと。

そう考えるとシングル曲が多いのも確かにうなずけるのです。

さて前置きが延々長くなりましたが冒頭に言ったとおりそういったごちゃごちゃを取り除いたところでただただ音楽がすばらしいのがCHAGE and ASKAです。アルバム構成は全10曲中奇数曲をASKA曲、偶数曲をCHAGE曲となっていて非常に分かりやすいです。

1曲目、タイトルチューン「not at all」。力強く壮大なメロディー

そこに立って
そのとき わかることばかりさ
今の僕にはない答えなんだろう 何かだろう


無駄に前向きってわけじゃないんですよ。安っぽいポップソングみたいに。タイトル「not at all」は直訳して「全然」とかいっちゃうと微妙ですが「まだまだこれからだよ」みたいなニュアンスで捉えることにします。

2曲目「ふたりなら」チャゲ作のバラード。
3曲目「鏡が映したふたりでも」。

君の背中は僕の胸で 休日のようになってる


とかのASKA独特の言葉選びのセンスがすごい。落ち着いたラブソング。

「アジアンレストランにて」はこのアルバムの中で異才を放つハードなロックナンバー。
5曲目の「パラシュートの部屋で」タイトルからしてASKA節全開じゃないですか。明るくノリのいいポップナンバー。

空から
この部屋に パラシュートが降りて
君と僕の形をした 部屋を造ってる


というサビのフレーズ。ベッドのシーツに包まるという行為をこんなおしゃれな言葉で表現できるASKAの脳みそを覗いて見たいものです。大好きな曲です

次の「凛」。この曲このアルバムの中で、そしてチャゲアスの中でかなり重要な曲かもしれない。曲自体はすごく静かで短い小品なんです。派手なことはいっさいなくアルバムの中の箸休めといってもいいくらい。ただこの1曲がCHAGE&ASKAの何がすごいかを語っています。チャゲアスの魅力って何ですかね?ふたりのハーモニー?違うんです。ユニゾンですよ。この「凛」はふたりが同じメロディーをユニゾンで歌ってるんです。それがね。まったく揃ってない!バラッバラ。本当にソロシンガーふたりが別々に歌ったトラックを同時再生した感じです。そこから生まれる魔法。なんだろこれ。こんなことが成り立つのチャゲアスくらいだと思います。

そこから続く「C-46」は個人的に「SAY YES」を超える名曲です。こっちは昔の恋愛を思い出して懐かしむような歌ですけど。

あのとき僕らは どこまで離れたのかな
いつものことだと どこかになかったかな


歌詞一部しか載せないですけど検索してぜひ読んでみて、というかシングル曲なのでこの曲だけでも聴いてみて下さい。こんな曲をさらっと書いているとしたらASKA天才といわざるをえません。

「夢の飛礫」はCHAGEの名バラード。思えばチャゲアスといえばASKAがリードボーカルのイメージの方が強くなかったですか?初期の頃は確かにその傾向はあったんです。しかし徐々にチャゲ曲のクオリティーが上がりこのアルバムではASKA曲と五分五分。

ロックバラード「ロケットの樹の下で」、リメイクナンバー「告白」と最後まで捨て曲無しまさにベスト盤のようなアルバム。これから秋にぴったりのキキコミ系アルバムです。
関連記事

Comments






プロフィール

社長(三田村 潤)

Author:社長(三田村 潤)
経営者でもないのに社長と呼ばれて10数年。完全自主制作音楽レーベル「JOY MUSIC RECORDS」を主宰。
最近記事量が少ないのは音楽活動が充実しているためだと信じたい。

遠距離系ポップデュオ「エーテルスケッチ」、宅ROCKソロプロジェクト「A to Z」のふたつのプロジェクトを中心に音楽活動をまったり展開。

タグ一覧
online shopから
オススメ商品
ブロとも申請フォーム
クリック募金


1234567891011121314151617181920212223242526272829303107 2020