第7回 輝く!ワタクシ的レコード大賞【後編】
こんにちは。社長です。
後半戦いっちゃいますよ。新人賞、各賞の発表です。
【新人賞】…対象年度内において初めて顕著な活動をし、社長に支持され、将来性を認められた歌手に贈る。
★「悲しくなることばかりだ」見田村千晴
見田村という姓だけで個人的には点数あげたくなってきちゃうんですけど(笑)、そんなの抜きにしても驚きました!気に入りました!このストレートな毒っ気。今の音楽業界に足りなかったものじゃないですか。思わずうなずきたくなる様々な外的な苛立ちに加え、後半には悲しみがしっかりと自分自身にも向けられています。見事。
★「僕に彼女ができたんだ」SHISHAMO
おーい、すごいじゃないですか、このガールズ3ピースバンド。イントロのギターからしてパッキパキのむちゃくちゃいい音させてます。こういっちゃ失礼ですがギター弾いてるのが女の子とは思わなかったですね。
★「スターラブレイション」ケラケラ
「ユニヴァーサルから出てるいきものがかり」なんて100万回言われてそうですが(笑)、J-POPのいいところが全部詰まったレベルの高い音楽だと思います。伸びやかなヴォーカルとキラキラなサウンド。
以上3組が今年の新人賞です。のちほどこの中から【最優秀新人賞】を発表します。
【優秀アルバム賞】…社長の強い支持を得、芸術性、独創性に優れ、その年度を反映したと認められたアルバムに贈る。
★『Ten』キリンジ
兄弟ユニットとしてのキリンジの最後のオリジナルアルバムとなった今作。タイトルは10作目で『Ten』といたってシンプル。職人的な巧さ、質の高さは今更言うまでもないのですが今作は肩の力を抜いてリラックスして聞ける穏やかさがあります。特に一日の仕事の疲れを湯船で癒す内容になっている「黄金の舟」などはその豊穣な美しさに心が奪われます。昔はよく言えば幻想的、悪く言えば分かりづらい歌詞が多かったですがこのラストアルバムはメルヘンな雰囲気がありながらもしみこむようなわかりやすさがありなんとも「優しい音楽」に仕上がっています。これで終わりはちと寂しい。
★『SEX BLOOD ROCK N' ROLL』VAMPS
世界デビュー盤ということでこれまでの楽曲を英語で歌いなおしたというベストアルバム的な一枚。今まであんまりちゃんと聴いたことがなかったんですけどしっかり聴くとさすがにかっこいい。ラルク・アン・シエルの変幻自在なサウンドよりも硬質で攻撃性に特化したサウンドはドライブアルバムにももってこいではないかと思います。
【作曲賞】・・・特にその分野で独創的であると認められた作品・作者に贈る。
★you-me/「タイムマシンなんていらない」前田敦子
アイドルでもいいですか?「Beep beep beep beep yeah !」のフレーズから始まってすべてがドポップ。ここまで突き抜けらると気持ちいいし評価しないわけにはいきません。
【編曲賞】・・・特にその分野で独創的であると認められた作品・作者に贈る。
★冨田恵一/「この世は不思議」冨田ラボ feat. 原 由子、横山剣、椎名林檎、さかいゆう
冨田恵一のプロジェクト冨田ラボの新作は4人のヴォーカリストを据えた豪華な楽曲。東西南北のように方向性の違う4人のヴォーカリストをうまくアレンジしています。特に原坊のリードパートなんかはユニークです。しかしいちいちおしゃれ、いちいちクール、なのに楽しくなる。やみつきです。
【作詩賞】・・・特にその分野で独創的であると認められた作品・作者に贈る。
★前川真悟/「潮崎」かりゆし58
彼らの出身地である沖縄・塩崎の夕日とステージ上のスポットライトの光を対比させた青春ソング。この青臭い感じがなんとも心地よいのです。
【特別賞】・・・個人的に社長を賑わせ、注目された人、作品などに贈る。
★「アイ・リメンバー[I remember](セルフカバー)」エーテルスケッチ
なんと今年の特別賞はエーテルスケッチです(笑)。現在制作中のセルフカバーベストアルバムからの先行配信シングルとしてリリースされたこの曲。ぜひ、ダウンロードして聴いてみて下さい。
【企画賞】・・・独創的な企画意図をもって制作され、それによって成果を上げ、大衆音楽に大きな貢献をした作品に贈る。
★『悲しいことばっかり(オフィシャル・ブートレグ)』RC SUCCESSION
音楽一盤でも特集しましたRCのごくごく初期のライブ音源を集めた貴重なブートレグ。ミュージシャンが死んだあとで企画商品がいろいろでることはよくあることだし、いまさらこんなものが出てくることを天国の清志郎が喜ぶわけはないけれども、それでもこのアルバムには金儲けではない、誠実さが感じられました。それは清志郎という巨人をこの世に残していくという使命感のようなものです。40年のときを経て、2013年のどんな音楽よりも熱く悲しい音が届けられたことに感謝。
【特別功労賞】・・・長年にわたり音楽活動・評論活動を展開し、個人的に多大な貢献をした故人に贈る。
★山口冨士夫(村八分)
日本のロック黎明期のギタリスト。日本のパンクロックはこの人から始まったのかもしれません。妖艶なルックス、パキパキのギターサウンド。すべてが時代を超えています。
【最優秀歌唱賞】・・・対象年度内の作品を最も的確に表現し、さらに高めた『歌手』に贈る。
★家入レオ
昨年最優秀新人賞を受賞した家入レオを今年の最優秀歌唱賞に。伸びやかで厭味のないヴォーカルはこれからもますますヒット曲をうみだしていくのではないでしょうか。
さあ、私的レコ大もいよいよ大詰め!【最優秀新人賞】【ワタクシ的レコード大賞】の2賞を残すのみとなりました。おさらいしときましょう。
【優秀新人賞】
★「悲しくなることばかりだ」見田村千晴
★「僕に彼女ができたんだ」SHISHAMO
★「スターラブレイション」ケラケラ
【優秀作品賞】
★「インベーダーインベーダー」きゃりーぱみゅぱみゅ
★「太陽」Drop's
★「さらさら」スピッツ
★「夜間飛行」石崎ひゅーい
★「Walk」オレスカバンド
★「世界は慈悲を待っている」佐野元春 & THE COYOTE BAND
★「ピースとハイライト」サザンオールスターズ
★「風は西から」奥田民生
★「Bi-Li-Li Emotion」Superfly
★「リリック」TOKIO
それでは発表です!
後半戦いっちゃいますよ。新人賞、各賞の発表です。
【新人賞】…対象年度内において初めて顕著な活動をし、社長に支持され、将来性を認められた歌手に贈る。
★「悲しくなることばかりだ」見田村千晴
見田村という姓だけで個人的には点数あげたくなってきちゃうんですけど(笑)、そんなの抜きにしても驚きました!気に入りました!このストレートな毒っ気。今の音楽業界に足りなかったものじゃないですか。思わずうなずきたくなる様々な外的な苛立ちに加え、後半には悲しみがしっかりと自分自身にも向けられています。見事。
![]() | ビギナーズ・ラック (2013/09/25) 見田村千晴 商品詳細を見る |
★「僕に彼女ができたんだ」SHISHAMO
おーい、すごいじゃないですか、このガールズ3ピースバンド。イントロのギターからしてパッキパキのむちゃくちゃいい音させてます。こういっちゃ失礼ですがギター弾いてるのが女の子とは思わなかったですね。
![]() | デビューアルバム「SHISHAMO」 (2013/11/13) SHISHAMO 商品詳細を見る |
★「スターラブレイション」ケラケラ
「ユニヴァーサルから出てるいきものがかり」なんて100万回言われてそうですが(笑)、J-POPのいいところが全部詰まったレベルの高い音楽だと思います。伸びやかなヴォーカルとキラキラなサウンド。
![]() | スターラブレイション (2013/05/15) ケラケラ 商品詳細を見る |
以上3組が今年の新人賞です。のちほどこの中から【最優秀新人賞】を発表します。
【優秀アルバム賞】…社長の強い支持を得、芸術性、独創性に優れ、その年度を反映したと認められたアルバムに贈る。
★『Ten』キリンジ
兄弟ユニットとしてのキリンジの最後のオリジナルアルバムとなった今作。タイトルは10作目で『Ten』といたってシンプル。職人的な巧さ、質の高さは今更言うまでもないのですが今作は肩の力を抜いてリラックスして聞ける穏やかさがあります。特に一日の仕事の疲れを湯船で癒す内容になっている「黄金の舟」などはその豊穣な美しさに心が奪われます。昔はよく言えば幻想的、悪く言えば分かりづらい歌詞が多かったですがこのラストアルバムはメルヘンな雰囲気がありながらもしみこむようなわかりやすさがありなんとも「優しい音楽」に仕上がっています。これで終わりはちと寂しい。
![]() | Ten(初回盤) (2013/03/27) キリンジ 商品詳細を見る |
★『SEX BLOOD ROCK N' ROLL』VAMPS
世界デビュー盤ということでこれまでの楽曲を英語で歌いなおしたというベストアルバム的な一枚。今まであんまりちゃんと聴いたことがなかったんですけどしっかり聴くとさすがにかっこいい。ラルク・アン・シエルの変幻自在なサウンドよりも硬質で攻撃性に特化したサウンドはドライブアルバムにももってこいではないかと思います。
![]() | SEX BLOOD ROCK N' ROLL (2013/09/25) VAMPS 商品詳細を見る |
【作曲賞】・・・特にその分野で独創的であると認められた作品・作者に贈る。
★you-me/「タイムマシンなんていらない」前田敦子
アイドルでもいいですか?「Beep beep beep beep yeah !」のフレーズから始まってすべてがドポップ。ここまで突き抜けらると気持ちいいし評価しないわけにはいきません。
![]() | タイムマシンなんていらない【外付け特典なし】(Type-A)(DVD付) (2013/09/18) 前田敦子 商品詳細を見る |
【編曲賞】・・・特にその分野で独創的であると認められた作品・作者に贈る。
★冨田恵一/「この世は不思議」冨田ラボ feat. 原 由子、横山剣、椎名林檎、さかいゆう
冨田恵一のプロジェクト冨田ラボの新作は4人のヴォーカリストを据えた豪華な楽曲。東西南北のように方向性の違う4人のヴォーカリストをうまくアレンジしています。特に原坊のリードパートなんかはユニークです。しかしいちいちおしゃれ、いちいちクール、なのに楽しくなる。やみつきです。
![]() | Joyous【初回限定盤】 (2013/10/23) 冨田ラボ 商品詳細を見る |
【作詩賞】・・・特にその分野で独創的であると認められた作品・作者に贈る。
★前川真悟/「潮崎」かりゆし58
彼らの出身地である沖縄・塩崎の夕日とステージ上のスポットライトの光を対比させた青春ソング。この青臭い感じがなんとも心地よいのです。
![]() | 8 (2013/09/11) かりゆし58 商品詳細を見る |
【特別賞】・・・個人的に社長を賑わせ、注目された人、作品などに贈る。
★「アイ・リメンバー[I remember](セルフカバー)」エーテルスケッチ
なんと今年の特別賞はエーテルスケッチです(笑)。現在制作中のセルフカバーベストアルバムからの先行配信シングルとしてリリースされたこの曲。ぜひ、ダウンロードして聴いてみて下さい。
【企画賞】・・・独創的な企画意図をもって制作され、それによって成果を上げ、大衆音楽に大きな貢献をした作品に贈る。
★『悲しいことばっかり(オフィシャル・ブートレグ)』RC SUCCESSION
音楽一盤でも特集しましたRCのごくごく初期のライブ音源を集めた貴重なブートレグ。ミュージシャンが死んだあとで企画商品がいろいろでることはよくあることだし、いまさらこんなものが出てくることを天国の清志郎が喜ぶわけはないけれども、それでもこのアルバムには金儲けではない、誠実さが感じられました。それは清志郎という巨人をこの世に残していくという使命感のようなものです。40年のときを経て、2013年のどんな音楽よりも熱く悲しい音が届けられたことに感謝。
![]() | 悲しいことばっかり(オフィシャル・ブートレグ) (2013/05/03) RCサクセション 商品詳細を見る |
【特別功労賞】・・・長年にわたり音楽活動・評論活動を展開し、個人的に多大な貢献をした故人に贈る。
★山口冨士夫(村八分)
日本のロック黎明期のギタリスト。日本のパンクロックはこの人から始まったのかもしれません。妖艶なルックス、パキパキのギターサウンド。すべてが時代を超えています。
【最優秀歌唱賞】・・・対象年度内の作品を最も的確に表現し、さらに高めた『歌手』に贈る。
★家入レオ
昨年最優秀新人賞を受賞した家入レオを今年の最優秀歌唱賞に。伸びやかで厭味のないヴォーカルはこれからもますますヒット曲をうみだしていくのではないでしょうか。
![]() | 太陽の女神【初回限定盤】 (2013/11/06) 家入レオ 商品詳細を見る |
さあ、私的レコ大もいよいよ大詰め!【最優秀新人賞】【ワタクシ的レコード大賞】の2賞を残すのみとなりました。おさらいしときましょう。
【優秀新人賞】
★「悲しくなることばかりだ」見田村千晴
★「僕に彼女ができたんだ」SHISHAMO
★「スターラブレイション」ケラケラ
【優秀作品賞】
★「インベーダーインベーダー」きゃりーぱみゅぱみゅ
★「太陽」Drop's
★「さらさら」スピッツ
★「夜間飛行」石崎ひゅーい
★「Walk」オレスカバンド
★「世界は慈悲を待っている」佐野元春 & THE COYOTE BAND
★「ピースとハイライト」サザンオールスターズ
★「風は西から」奥田民生
★「Bi-Li-Li Emotion」Superfly
★「リリック」TOKIO
それでは発表です!
- 関連記事
-
-
第8回 輝く!ワタクシ的レコード大賞【前編】 2014/12/27
-
第7回 輝く!ワタクシ的レコード大賞【後編】 2013/12/29
-
第7回 輝く!ワタクシ的レコード大賞【前編】 2013/12/23
-
スポンサーサイト